-
創句
あさましきゆめみし 困った時のみの神頼み むこう見えず 母ふとり子ふとり 日々是口実 母をだまして三千円 骨粗鬆症書くだけで骨が折れる 禁煙を守った彼が先に逝き デ... -
日本のつぶやき(2015~2020)
いろんな「私」 宅急便会うたびに家に来るような気がする ていねいな歯磨きのわけは明日歯医者 巻きずしのはみ出す端が俺は好き 漁師だがネット関係と言っておく 靴裏に... -
都万の秋
1973年12月、よしだたくろうライブ73というアルバムが出た。「青春の詩」「人間なんて」「元気です。」「伽草子」「オンステージともだち」「オンステージ第二集」の... -
万能川柳デラックス100より(2005年発行)
「いろんな私」 Gパンをぬぐとパンツもぬげちゃうの 人間の半分以上年下に 芸能人に会っていないのに好き嫌い 手をどこに置いて寝ようか迷う夜 汚くてもいいよ金ならも... -
9月前半の詩
詩「蛇の気持ち」 蛇にも生まれてきた意味がある アオダイショウは生家でよく見かけた アオダイショウの気持ちを少年は理解できなかった アオダイショウは床の間で寝て... -
映画「怪物」
是枝裕和 「海街diary」(2015年)が好きで是枝裕和の新作映画「怪物」を観てきた。是枝の映画でこれまで観てきたのは「万引き家族」「そして父になる」「三度目の殺人... -
詩集「新しい朝」
隠岐の島からもどってきてから全く早起きができなくなった。早朝に詩をかく時間を確保するのがいちばん気持ちいい。それがわかっていながら早起きができない。珈琲は淹... -
合歓の花(ねむのはな)
もうすぐネムノハナが咲く季節が来る。合歓の花を「ねむのはな」と読むのは難しい。「ネムノキ」「ネムノハナ」とカタカナ表記をしたらまたイメージが違って感じる。夜... -
映画「銀河鉄道の父」「帰れない山」を見ての感想
銀河鉄道の父 5月26日、宮沢賢治ファンとして「銀河鉄道の父」を観に行った。宮沢賢治の父役を役所広司が、宮沢賢治を菅田将暉が演じる。家族愛を描いた小説の映画化だ... -
俳句「水木の花」
5月、6月に白い小花を枝上に咲かせる。早春、芽吹く頃、地中から大量の水を吸い上げ、枝を切ると水がたくさん出るので水木という。花は葉に上に咲くので下からは見えに...