好きなこといろいろ

創句

あさましきゆめみし

困った時のみの神頼み

むこう見えず

母ふとり子ふとり

日々是口実

母をだまして三千円

骨粗鬆症書くだけで骨が折れる

禁煙を守った彼が先に逝き

デザートのように薬がついてくる

女の一生モーバアサン

青年は今夜をめざす

井の中のわからずや

精子不明

ああ無表情

日本むかつき話

顔は洗ってもきれいにはならない

本心で生きよう本音でゆこう

人生に遅刻なんぞ存在せぬのに

人生まぜごはん

一周遅れて走る安らかさ

殺風景の中にいる

平凡が光っている

日常という非日常を歩いている

どこから帰ろうかずっとつづいている道

噓つきは人間のはじまり

それぞれの嘘が渦巻く同窓会

悩みなんてトカゲのしっぽ

お茶漬け美味しい外は雪

イカの塩辛あるだけでしあわせ

老人は一日にして成らず

元気な病人

お降りの際は思い出もお持ち帰りを

少しずつ親に似ながらおいてゆく

魂に食らいつくような接吻をして

あなたは接続詞みたいにキスをする

どうしてあなたは私が好きなの?

あした天気になだれ

君は僕の夏だったのかもしれない

うんこの行方がわからない時代は危ない

一年の計は簡単にあり

無駄な抵抗はやめない

好きだけどだけどの先にある生活

帰り際の君の涙は反則だ

ほんとだけちょうだい

君は私が大好きだ

かけ違えた釦のまま生きる

たった二文字の一日たった二文字の人生

瀬戸際の花嫁

性器末

昔はよがった

失敗は性交がもと

いい子といい事

一年勃起

あるブスの少女

まちくたびれたくすりゆび

男と女だよやることは知れている

「あの頃」という駅におりてみました

案山子ばかよね

あたしはあたしあしたはあした

ふとんに残る太陽のにおい

ときには負けてしまいたいこともある

妻だってオンナになりたい夜がある

色即自給

子を持って知る親の害

みちくさくってボクをみつけたよ

 

 

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コックン

2014年12月(当時59歳)に近場の低山歩きを始めた。 これから山歩き(登山)をはじめようと思っている方や福岡県内の里山や無名山に興味関心がある方々向けて情報発信したいと考えている。 福岡県の低山・里山・無名山以外にも駅舎や神社、コミュニティーバスなども好きである。

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