低山とは一体何なのか?
低山。意味「標高の低い山」読み「テイザン」以上。
ま、これでいいんだが、標高って何mまでを低山というの?
疑問がわくじゃないか。
「福岡県の低山歩き」の著者谷正之さんの前書きには「低山歩き」について以下のように書いてある。
「年齢や経験にかかわらず、健康・教養・気楽の三要素を大切に、楽しく安全な活動を行うため、低山の標高を200m以上1400m未満とし、季節を感じ、自然や歴史とふれあいながら、健全な心を育くんでゆく、生涯教育としての山歩きのこと」と定義した。
僕が低山歩きを始めた時の参考書がこの本だったので、そう思ってやってきた。
でも、6年間歩いてみるうち、僕なりの低山歩きについて思ったことを書いてみます。
福岡県の山々
福岡県の山の最高峰は釈迦岳が1229m。
つまり谷さんの定義の「1400m以下」からすると福岡県には低山しかないのだ!
(そこに暮らしているこのしあわせを実感しよう)
で、谷さんの本を参考にして低山歩きをしているうちに気づいたことがあるんだ。
それが200m以下の山々が低山以上びあるということに!
後年(2017年)、谷さんもそのことは認識されていたらしく、「ぶらり超低山散歩」という本を出される。
福岡県と佐賀県には1400mを超える標高の山はない。
これをどう受け止めるか?
福岡県と佐賀県は低山の天国なのだ。
その低山天国は超低山のパラダイスでもあった
谷さんの定義による200m未満の超低山について話したい。
僕が今日まで歩いた885座(2021年1月27日)のうち8割くらいは超低山だと思うのである。
その一つの山として今、連載をはじめた城ノ越山は180mなんだ。
そして、その魅力は個々の受け止めかたにもよると思うが、僕は魅力があると思っているのである。
「その魅力は何?」
その問いに即答できないから、連載で何か伝えようとしているのかもしれない。
眺望もない、さまざまな花もそんなに咲かない、荒れ果てた竹藪や危険な坂もある。
このブログでは、ほかにもたくさんある超低山、低山、無名山をこれからも少しずつ紹介していきたい。
尻すぼみなまとめになったけど、今日はここまで。
おやすみなさい。