「転倒」をなめてはいけない
僕自身は転倒によって、左膝の半月板を負傷して、仕事も休み、もちろんしばらくは山歩きもできなかったが、これは軽傷というのだろう。
しかし岩に頭を強打して脳震盪とか死にいたる事故もある。
あるいは手首や足首の骨折など多くの人が体験されていることだろう。
(僕はバス釣りのとき、ダム湖で足を滑らせ足首を複雑骨折して完治までに半年以上を要した)
転倒により、そのケガの軽傷か重傷かによって、その先の行動も変わってくる。
重傷(重症)の場合、救助要請もありうるということだ。
つまり、こうなると単なる「転倒」が「遭難事故」に発展する可能性もあるということだ。
転倒する場所が問題になってくる。
平地での単なる転倒ならばヒヤリハット(インシデント)ですむ。「遭難」ではない!
しかし、岩場やガレ場など危険な場所で転倒するとなると話は違ってくる。
生死にかかわる遭難事故になるからである。
転ばない歩き方
できるだけ転ばない歩き方を我々初心者は知らないのだ。
転ばない歩き方を知っても転ぶだろう。
しかし、3回転ぶのを1回転ぶに減らすこはできる。
次の歩き方をまずは知ることだ。
- フラットフィテイング(べた足歩行)
- 登りの歩き方
- 下りの歩き方
- つかれない歩き方
- 歩くスピード
「歩く」だけでも思いつくままに書いてみたらこれだけのことがある。
僕自身、すべてを身につけマスターしているわけではない。
登山関係本に書かれたり、今ではYouTubeなどでも「歩き方」について説明されたりしている。
細かい説明なのでうんざりすることがあるが、やはり「転倒」→「遭難事故」→「死」を思うと、勉強しておいて無駄ではない!