夏の対策で、僕がまわりの人から気をつけるように学んだことをまとめておく。
- マムシ
- スズメバチ
- マダニ
- ヤマビル
これらのうち、僕が遭遇しているのはマムシだけなのだ。
スズメバチとマダニには遭遇していると思うが、被害にあっていないので体験談としては書けない。
ヤマビルは関東の友人が被害にあっているが、僕にはナメクジのようなイメージしかない。
マムシとヤマカガシ
日本にいる毒蛇はマムシ、ヤマカガシ、ハブの3種類だけ。
ハブは沖縄地方だけに生息。
福岡の山々を歩く僕にとっては当面はマムシとヤマカガシに気をつけて歩く。
「山間部の水の多いところに生息する」と言われても、そんな場所ばかりを歩くのが低山歩きだ。
マムシとはこの6年半の低山歩きにおいて2度遭遇した。
データーによると年間3000件のマムシに噛まれているらしい。そのうち10人が死亡しているそうだ。
岩場とか枯れ枝に隙間とかにいたら対応できないが、僕の場合はいわゆる山道での遭遇だったから落ち着いて対応できた。
一般的な蛇と違うのは逃げないということだった。
細い山道の真ん中にとぐろを巻いて威嚇してくる様子を観察しながら「そこをどいてくれよ~」と話しかけたが、どいてはくれなかったので僕が道をそれて草藪道を歩いていった。(1000m級の山だった)
もう一度は、岩場で「マムシに注意」の看板がある場所で、その看板の横をゆっくりとマムシが動いていくというレアな光景だった。
幸運なことに落ち着いて対応できたが、恐怖で心拍数がパクパクと速くなった記憶がある。
対策としてはポイズンリムーバーを持って歩いている。
あと、暑くても長ズボンにスパッツを装備している。
30cm以内だと攻撃してくると本には書いてあったから、仮に30cm以内に近づくのは余程それなりの事情があった場合だと考えている。
ヤマカガシは性質が臆病で逃げるらしく、まだ遭遇したことがない。
とにかく「三角頭」の「小さな」蛇には用心している。
スズメバチ
刺された体験がまだない。
黒いモノに攻撃してくると本に書かれてたから、山歩きの服装が派手目系になったのはスズメバチの影響がある。
攻撃威嚇するときカチカチという音をたてるそうだが、僕は聴力が弱いので、この音を聞く力は弱いと考えている。
立花山に毎日登られているという方にマムシ、スズメバチの対策についてお聞きしたことがある。
蛇(マムシ)は、人間が距離をとっていたらそんなに心配はいらないそうだ。
スズメバチにはその方も襲われたことがないそうで、知人が刺されたそうだが、「ふがわるい」と思うしかないと言われた。
「ふがわるい」とは九州(長崎)方言で「運が悪い」という意味だ。
スズメバチに襲われたら「ふがわるい」と考えるようにした。
マムシ撃退やスズメバチ撃退スプレーが発売されていることは知っているが、ザックのサイドポケットにスプレーを入れて歩いている人を見たことがあるが、まだ自分でその装備をしようというところまで至っていないのは、マムシに噛まれたことやスズメバチにに襲われた経験がないからだろうと思う。
ポイズンリムーバーはスズメバチに刺された時の毒を吸い出すためにも持っているが今のところ使ったことがない。
※ポイズンリムーバーは事前に予習的には使っている。また夏前には水洗いしている。
マダニ
マダニは知人がやられた人がいるから他人事ではない。
足元はからの侵入はスパッツが完全ではないがある程度防いでくれてると考えている。
一番不安なのは首からのマダニの侵入である。
Tシャツを着ての山歩きだから首まわりは基本無防備な状態だ。
そこで、夏用ストールなどを巻くようにして首からの侵入を防いでいるつもりである。
ヤマビル
ヤマビルに関してはあまり対策をしていない。
ただ、ザックを地面に置いた時、葉っぱ裏などにいたヤマビルがザック経由で体に付着するということを聞いたので、休憩時にザックを置く場所を少し注意したり、ザックを背負う時にヤマダニがいないかどうかを気をつけている程度である。
ヤマビルは雨上がり、梅雨の時のイメージがある。
血を吸うというのが気持ちが悪いが、命にかかわることでもなさそうなのでやや軽視しがちである。
「60代から始める低山歩き」としては、ヤマビルの対策も具体的に考えていきたい。