低山歩きでも起きるこむらがえり
こむらがえりを体験した人ならばその対策なり、あの激痛痙攣が起きた場合の処置もわかっていると思うが、低山歩き初心者には到底想像することは無理だと思う。
「こむらがえり」「肉離れ」「熱中症」等言葉は知っていても、体験がなければ、その症状が起きた時、何が今自分の体に起きているのかが理解できない。
こむらがえりもその一つだ。
過去三度のこむらがえり体験
一度目は、下山して駐車場で登山道具を車にのせているときだった。
はじめて歩いた山だったし、下山したことで満足感とホッとした気持ちで帰路につこうとしているその時だった。
左脚に激痛が走り、脚がつっているのだ。
その場に倒れこんで、脚をマッサージしようとするのだが、脚が勝手にピクピクと痙攣をして自分の意志ではどうにもならないんだ。
天を仰いでただひたすら「痛て~!」と叫んだことだけは憶えている。
ま、痙攣激痛の時間がどのくらいつづいたか分からないが、長い時間に感じられた。
やがて次第に痛みはおさまり、軽くストレッチをしてから、車に乗り込み帰宅した。
二度目のこむらがえりは山腹で
こむらがえりについてはネットで調べて対策も学習した。
疲労、水分不足、マグネシウム不足?ミネラルバランスの乱れ?などだが、とりあえず低山歩きとはいえ、疲労は避けられないから、水不足だけは給水で避けられると思った。
さらには薬が大好きな僕は、芍薬甘草湯という漢方薬を買った。
それでも、こむらがえりは起きるときには起きる。
山頂から少し下った小ピークでこむらがえりが起こった時には、二度目だったから、落ち着いて、激しく痛がり、痛みが遠のくのを待った。
水と芍薬甘草湯を飲んで冷静に対応したつもりであるが、この時、芍薬甘草湯を飲むのは登山前じゃないか!と感じたことを記憶している。
以来、少し距離が長い低山歩きの場合は、歩く前に芍薬甘草湯を飲んでいる。
また、歩きだす前に、大量の水を飲むようにしている。
三度目のこむらがえりは高速を走りながら
こむらがえりは下山途中か下山後だと思っていた僕はまだまだ未熟だった。
なんと、山口県の低山を歩いて高速道路で帰る車の中でこむらがえりが起きた時はかなり焦った。
幸いだったのは、アクセルを踏んでる右脚ではなく、左脚だったことと、しばらく走ってサービスエリアがあったことだ。
サービスエリアに車をとめて、座席を倒してから、激しく痛がったのはつい最近のことだ。
まとめ
こむらがえりは起きるときは起きる。
起きない人には起きないのかもしれないが、中高年には起こりやすいと書いてあるから、起こることを頭の片隅にはおいて歩いたほうが無難である。
で、こむらがえりが起きたら、激しく痛がりながら、痛みが遠のくまで待つしかない。
これが結論である。
ま、芍薬甘草湯を飲んでから歩くことと水を大量に飲むことが僕の対策法だ。
知人はポカリスエットみたいなスポーツドリンクを必ずもっていき飲むことでこむらがえりを予防していると聞いたこともある。
ま、そういうわけで、こむらがえりのあの痙攣と激痛も低山歩きのひとつのイベントと考えておくとよい。
命にかかわるような痛さではないらしいから。