丸山という山城
丸山という山と2016年9月に出会っている。
以来33回目の丸山。病気したあと、ケガしたあとの回復確認のために歩くのは決まって丸山だ。
ま、そういう個人的感傷は横に置いて。
粕屋町大隈という場所に存在する、城址であり大隈古墳もある。そこまでは行って歩けば、容易にわかる場所にある。
もちろん御霊神社(ごりょうじんじゃ)への参拝も忘れない。
御霊神社と丸山遊歩道には駐車場(3台)もあり、トイレもあり自販機まで設置されている贅沢なところなんですよ。
今回の発見
今回はセイオさん(山歩きの先輩で友人)が近場の城址資料や著書をたくさん読み、興味をもった結果、丸山城址を再確認したい的な軽い気持ちで来たわけであるが…。
二人とも丸山は何度も歩いてわかりきってるつもりで山頂に向かっていて、ふと東側にこれまで見たことがなかった尾根道を見つけてしまったんだ。
もうこの尾根筋を見つけただけでも大興奮だったんだ。
「な、な、な、なんなんだ、この道は!」知ってるつもりの低山丸山にまったく見たこともない尾根道を見た不思議な感動。
多分、普段は草に覆われて見えないのが、冬場の地元の方の草刈りによって白い女性の腕のような美しい尾根筋が見えたのである。
セイオさんと僕はもう迷いなくその尾根筋へ向かった。
発見した細く白い尾根筋のその先へ
尾根筋は思った以上に先までつづいていた。
先端までくると下の道路や民家の瓦屋根までが見えるとこまできていた。
山頂にいくのやめて、このまま下山できないかと僕は思った。
だが、崖みたいな急坂を半月板負傷の脚ではやめたほうがいいかなと迷いもあった。
一方セイオさんは何かにとりつかれたように真剣なモードになって先へ先へと進む。
意味はわからないが僕はセイオさんのあとをついていく。
「あった!」セイオさんの低く力強い声が聞こえた。
「え?何があったんですか?」僕にはまだ何も見えない。
中世武将杉弾正一族の墓
歴史を学習してきているセイオさんには、もしかして杉弾正の墓があるのでは?という予想で歩き進まれていたらしい。
丸山山腹にあるという伝えられてる墓石群をセイオさんの目はとらえていたのだ。
「あった!」その声には深い歓喜の響きがあった。
ま、はやい話が
初めての尾根道と武将の墓石群を見つけただけの話なんです。
セイオさんと僕の中では丸山は知り尽くしているつもりになっていただけに、こんなことでもすごく感動的だったというだけのことなんです。
丸山を知ってる方々にもこの尾根道と墓石群はなんらかの刺激的な情報になるのでないかと思っている次第です。
そんな小さな情報発信に意味があるかないか、発信してみないとわからないのです。