計画のなかに休憩はあるか?
低山歩き初心者にとって登山ガイド本をたよりに歩く。
その場合、意識しているのはルートだけである。
次は、持ち物を確認するくらいである。
自分がどのくらいの体力の持ち主で、どのくらいの時間を歩きつづけることができるとか、どのくらいの距離なら日帰り登山ができるかなどあまり考えない。
いや、考えないというよりわからないのだ。
僕の体験で言うなら、ソロだったから「疲れたら休む」だけだった。
休憩時間の長さなどその時によって違っていた。
英彦山の北岳付近では寝転んでたら眠っていしまい、1時間近く昼寝をしてしまったこともある。
ま、すべてが適当だった。
計画のなかに「歩く道のルート」のことはあっても、「休憩する」「行動食をとる」という計画はまったく入っていなかった。
低山歩きをより楽しむための「休憩」(体験より)
楽しむためにはじめた低山歩きが苦行や修行のように辛くなっていることがあった(僕の場合である)
理由はきついと空腹だった。
空腹は昼食以外に行動食(行動食という言葉はまだ知らないのでおやつ)を少し多めに持って行くことで解消した。
しかし、きつさの解消はなかなかできなかった。
登山の休憩について意識するようになったの、YAMAP日記にコメントをいただいたことがきっかけだった。
「30分歩いたら10分休むと熱中症防止や疲労防止になりますよ」的なコメントだったと記憶している。
そうか!休憩すれば長い時間が歩けるかもしれない!
なんかすごい発見をした気持ちになってすぐ実行した。
夏場だったこともあって、休憩したら藪蚊に襲われたり、歩いても歩いても休憩できる場所がなかったりで、休憩することの難しさを感じた経験がある。
1時間歩いたら10分休憩
「1時間歩いたら10分休憩しよう!」
これが理想的だと感じたのは30分歩いて10分休憩はリズムとして合わなかったからだ。
今は計画を立てるときも1時間前後を基準にして10分休憩を入れて立てている。
相手は山なのだから、休憩計画を立ててもそこで休憩できるとは限らない。
臨機応変に1時間が50分になったり1時間半になったりするが、「楽しむ」ことがメインであるから、そのためには休憩は必要である。
昼食として大休止として30分~40分をとる。
ソロだと30分でも長すぎる感じがするが、複数で行くと1時間くらい昼食と休憩を楽しむ場合がある。
しかし、長めの休憩は後半の下山にマイナス的な感じがしている。
歩くためにウオーミングアップされていた体が、長い休憩によって静止時の体にもどってしまい、次に歩きはじめるのが、つらく億劫に感じるのだ。
だから、今はあまり長めの休憩は取らないようにしている。
休憩時にすること
- 食べる(カロリー補給)
- 飲む(水分補給)
- 装備の確認・調節(特に靴紐の確認調節は重要)
- 地図を見る(ルート確認)
- 衣服の着る脱ぐ着替えるなど(体温調節)
ま、これを全部するわけではないが、休憩時間にすることとして頭の片隅においておくのは意味がある。
※僕個人的には靴紐の確認をするように心がけている。
特に下山前は脱いで靴下も脱いで、ウエットティッシュで足をふき、新たに靴をはく時は、靴紐を強めに結ぶことも気分転換と同時に気持ちをひきしめる効果がある。