山歩きの始め方

事故を誘う落とし穴ベスト7

第一位 落ち葉

優れたグリップのきいた登山靴をはいて歩いていても、落ち葉の上を歩く時は、慎重になる。

「落ち葉」というスキーかソリを登山靴の下にはいているような状況だからだ。

尾根道歩きのフカフカの落ち葉道は気持ちいいが、急坂になるとその落ち葉がさまざまな事故の原因になる。

僕自身は何度も滑って尻もちをついている。

滑って尻もちをついてズボンのお尻が汚れるだけでケガがないというのはある意味「正しいミス」であるかもしれない。

第2位 赤土や黒土

赤土や黒土は靴底の溝に土が入り込んでしまい、靴底面がツルツルになってしまうのだ。

その上に赤土も黒土も滑りやすい場面が多い。

どこに足を置くかによって運命は変わる。

この場合、ストックの力は頼りになる。

第3位 木の根

この危険さは誰もが体験しているのではないだろうか?

雨上がりの木の根はとにかく滑る。

僕は三浦半島の山(阿部倉山から二子山へ向かうとき)で木の根で滑り、数メートル滑落した。

※この阿部倉山での雨上がりの木の根滑落事故は事故として小さいし、書くのも恥ずかしく活動日記にも書いていないから、ブログでは書いておこうかな。

木の根が悪いわけではなく、足をついた場所が悪いんだと思うが・・・案外と難しくて滑るものなんだ。

第4位 浮石

浮石とは、大雨や雪解けで流れた土砂や水の影響で不安定な状態で積み重なった石や岩のことをいう。

例えば、踏んだ際にガタガタしたり、簡単に動いて転がってしまうような石や岩が浮石である。

これは何が怖いかというと地形によっては滑落にもなるが、僕が一番警戒してるのは足をひねることである。

いわゆる捻挫(ねんざ)だ。

これを山中でやってしまったら、下山ができにくくなる、いやできなくなる場合もある。

ハイカットの登山靴で守られたことが数回あるが、ミドルカットの登山靴だと「ひねる」可能性はあると思う。

浮石を踏んだとき、それが動くか動かないかを確かめる余裕がある場合はいいが、夕暮れがせまってきたり、下山時刻が遅くなった場合には「焦り」がこの浮石による事故につながる。

第5位 濡れた木道

はっきりいって苦手だ。

税金で立派な木道を作ってもらっていることはわかっていても、歩くとなると超ノロノロ歩きをするしかない。

僕はとりあえずストックの力をかりているかな。

第6位 

岩に足をはさまれて転倒、骨折というパターンがいちばん多いそうだが、僕はまだ体験がない。

濡れた岩で滑って、転倒、滑落する事故はとても多いそうだ。

第7位 クサリ場・ハシゴ場

超危険な場所だからクサリやハシゴがあるわけで、落ちたら即死の場所しか基本ない。

ここでは登山者側も超真剣になるから手をはなして落ちることはめったにないのかもしれないが、それでもクサリ場で心筋梗塞や脳梗塞が起きないとも限らない。

なによりも先行者がいる場合は、先行者が登りきって(下りきって)からクサリ場やハシゴ場を利用するのが基本だ。

落石だけは避けられない。(落石事故→転落事故も多いそうだ)

落石もイメージしながら真剣に向き合うのがこのクサリ場、ハシゴ場での構え方だ。

 

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コックン

2014年12月(当時59歳)に近場の低山歩きを始めた。 これから山歩き(登山)をはじめようと思っている方や福岡県内の里山や無名山に興味関心がある方々向けて情報発信したいと考えている。 福岡県の低山・里山・無名山以外にも駅舎や神社、コミュニティーバスなども好きである。

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