フラットフィテイング(べた足歩行)
山歩きで滑る(スリップする)理由について調べた。
普通に歩く、前足のつまさきから地面を踏んで、かかと足で地面を蹴りだす時だと本に書いてあった。
その動作をなくせばいいと。
つまり足底全体で地面を踏んで、足裏全部を同時にあげるという、いわゆる「べた足」という歩き方がいいと書いてあった。
フラットフィテイングと呼ぶらしい。
靴裏のグリップ力を最大限に生かす歩き方だそうだ。
だが、枯葉や丸い木切れに乗ると靴底は滑らなくても枯葉や木切れが滑ることを認識しておく必要がある。
しかし、安全でかつ疲れない歩き方としてフラットフィテイングをマスターするように努めている。
最初は意識しないとフラットフィテイング(べた足歩行)も難しい。
登り方
疲れるのはほとんどがこの登りである。
「疲れた」と感じた時点で登り方(歩き方)が間違っていると自覚することにしている。(僕の場合である)
登り方について本を読むと、かなり細かく書かれているが、低山歩き初心者には難しいので簡単にまとめる。
意識するのは以下の3点である。
- 歩幅をめちゃくちゃ狭くする
- フラットフィテイング(べた足)で歩く
- 息が切れないまでペースを落とす
どうかな?
フラットフィテイングで歩幅を狭くしたら、自然とペースダウンになるから一連の動きをマスターしたら、登りに入ったら「登り」のスイッチが入るようになる。
下りの歩き方
転倒を最大限に注意するのが下りの歩行である。
登りよりも圧倒的に難しい!
フラットフィテイングも歩幅を狭くするも言葉にすれば同じなのだが、体重移動が全然違う。
そこで初心者にオススメするのがストックの応用である。
傾斜や状況に応じてストックを1本にしたり2本にしたりしている。
ストックがなければ、ついつい木や竹をつかんで滑落した体験から、下りで支えるために「何か」を持つ場合は、その木や竹が折れないかを十分に確かめないといけない。
話がそれてしまった。
下山については登る時よりも、ゆっくり、あわてない、急がないということで今回はまとめる。
つかれない歩き方
これが一番難しい。
- ノロノロ歩きをマスターする
- 一定時間歩いたら10分間の休憩
ノロノロ歩きも10分間休憩も、マスターするには経験を積まなければできない。
がんばって歩くことはできるし、休憩時間は楽しいからついつい長くなってしまう。
縦走などの休憩時間とその取り方については、またいつか書こうと思う。