「軽い遭難」が現代のほとんど
遭難事故というと「転落」や「滑落」をイメージする。
※「転落」とは字の通り転げ落ちることで、「滑落」とは急斜面を滑り落ちること。
だが実際の遭難事故のほとんど(8割)が「道迷い」「転倒」「疲労」なのだそうである。
「転落・滑落」は1割で、あとの1割はその他(悪天候、野生動物襲撃、落石、雪崩、落雷などだそうである。
60代70代のわれわれのデーター的現実
現在、登山人口で1番多いのが60代70代である。
そして遭難する人のほとんどが60代70代なのである。
60~70代の多くは登山経験があるベテランが多いのが特徴で、その登山経験が読み間違えての遭難が多いそうである。
20~40代の遭難者は体力のある初心者が多いのが特徴らしい。
なかなか教訓的なデーターである。
危ないのはこういう人
野村仁著「やってはいけない山歩き」を参考に書いている。
この著書の第2章の項目だけを並べてみる。項目を読むだけでも勉強になり、自分をふりかえることができる。
第2章危なっかしいのは・・・こういう人です
- 登り始めが遅すぎる人
- 計画を立てずに、自由に登る人
- ネット情報だけで登る人
- 「地図を持っていない」だけで十分に危険
- 遭難しかけているのに認めない人
- 一見冷静だが、安全か危険かわからない人
- 初心者を難しいルートに連れて行こうとする人
はい!いくつあてはまりましたか?
僕は7項目中、6つがあてはまりました。
唯一、遭難しかけているのはすぐ認めないはあてはまらないかな。