2015年7月の立石山での熱中症体験から2年が過ぎていた。
夏になると虫対策にも努力していたが、何よりも熱中症対策には万全のつもりでいた。(万全はないかもしれない)
さて2度目の熱中症体験記である。
ちょっとしたことであるが、「ちょっとしたこと」が実は大切なポイントなのだと感じているから、あえてブログ記事として残しておきたい。
大島オルレ
韓国済州島から始まったトレッキングコースとして有名になった「オルレ」が九州オルレとして広まったっていた。
よく意味もわからないまま、大島オルレに挑戦したのは2017年6月だった。
「船に乗って島へ渡り、島の山を歩く」というのが僕にとっては魅力だった。
さて、熱中症の話に早速はいる
天候曇り。
温度はわからないが、木陰の多い道で、熱中症対策も6月になってほぼやっているつもりだった。
環境からして熱中症を考えにくいスタートだった。
だが意外にもはやく異変に気づいた。(立石山での熱中症体験がなかったら、そのまま歩いていただろうと思う)
道脇に神社があったりすると寄り道をしたくなる傾向があるのだが、寄り道する気力がないのだ。
この「気力の低下」はすでに何か異変がはじまっているサインなんだろう。
熱中症を疑いはじめたのは早かった。
そのときの熱中症対策
今回のブログで記録しておきたいのはここである。
熱中症を疑い、そのあと取った対策行動である。
- 塩分チャージタブレットを多量に食べる
- 水分補給する
- 脇の下や首筋や額などに熱冷ましシートをはる
- シャツを着替える
- あるだけのハッカ油スプレーで体を冷やす
熱中症になる初期の段階だったというのが自己診断であるが、塩分チャージタブレットも効いた。
ボーっとしていた頭が正常に戻ろうとする感覚を味わうのである。
熱冷ましシートはさらに効いた。
しかし、今回の一番のポイントは「着替え」だった。
前日に買ったばかりの長袖Tシャツを自分なりにお洒落して着てきたつもりだったんだが、密着感密閉感のあるTシャツだったんだ。
このシャツの通気性のなさが熱中症の原因ではなかったのかと、今は思っている。
着替えた時の感覚で違いを実感したからである。
※以後、低山歩きには登山ショップで買ったTシャツ、アンダーウエアを着るようになった。
二度目の休憩(熱中症対策)
一度目の熱中症対策で気分がかなり正常になったからと思って油断はできない。
実は熱中症の原因は一つだとは限らないからである。
着替えた、熱冷ましシートやハッカ油スプレーで体を冷やした、塩分チャージタブレットを大量に食べた・・・。
だからといって安心できなかった。
↑ 二度目に立ち止まり熱中症対策をした場所である。
ここで記憶していることは、貴重なペットボトルの水を頭からかぶったことである。
タオルも濡らして体をふいたこともおぼえている。
ズボンも登山靴も脱いで、太ももやふくらはぎや足の甲にも熱冷ましシートをはった。
日陰ではない場所だったが、かなりの回復感を感じた。
このあとは、大島オルを楽しむことになるのだが、やはり、熱中症不安をかかえながらの歩行だった。
これからこの道を歩くのか!と思っていときは、ほぼ回復していたんだと思う。
熱中症を感じながらでは、この風景は歩く気にはならない。
次は、二度の熱中症体験から学んで個人的に実行していることを書きたい。