楽しい癒されるだけが山歩きではない
緊張感、困惑、少しの恐怖・・・そんな感覚感情を求める心ってあるよね。
「初めて歩く山」それも「一人で(ソロで)」
一歩先には何が待っているかわからない、一瞬先は何が起きてもおかしくない。
そんな低山歩きのなかに何か新しい「気づき」や「発見」があったりする。
みんなで楽しく、あるいは自然の空気や眺望に癒される・・・そういう時間とは真逆の時間を求める心ってのもあるよね?
長谷山(ながたにやま)には何もない
長谷山には何もない。
何もないから何かをさがす。
荒れた道がある、倒木の尾根筋がある、五穀神の石碑がある、山頂プレートがある、兄弟姉妹の樹がある、基準点がある、お好きな道をどうぞルートがある・・・
さがせばたくさんあるのに見ようとしない、気づこうとしないだけだ。
かつて「襟裳岬」という歌を森進一がうたっていた。その中にこんな歌詞(作詞岡本おさみ)があった。
♪襟裳の春は 何もない春です♪
長谷山の春も何もない春なんだ。
「何もない」ということは「何でもある」ということなんだと思う。
ソロ・初心者に捧ぐ長谷山
ソロ・初心者はやはり長谷ダム記念公園から三日月山を歩くのがベストだと言える。
晴れていて、光があれば、そこは最早低い天国になるかもしれない。
隣には立花山もある。さらに小さな天国だ。
しかし、天国ばかり歩いたら、人間は少し天国に飽きてくる場合があるのだ。
その時、そんな気分の人を長谷山が待っている。
「えっ!こんなところがとりつき?」
「えっ!こんな道が本当に道なの?」
この感覚は三日月山でも立花山では得られない感覚なのだ。
そんな感覚をほんの少しだけ感じさせてくれるのが長谷山さ。
やはりYAMAP地図でも見ながら歩いてほしい
ここまで書いてきて、やはり不安なことはある。
ソロ・初心者のあなたが地図を持たないことだ。
後日取り上げるがYAMAPという登山アプリがある。
ほかにもさまざまな登山アプリがあるようなんだが僕はYAMAPしか知らないんだ。
そのYAMAPには地図を見ることができるようになっていて、とにかく登山者の安全性を最優先に工夫されたアプリなんだ。
僕の長谷山の軌跡でもいいから参考にしてほしい。
https://yamap.com/activities/9683540
やはり、どんな低山であっても、地図は必要なんだ!と実感している。
最初の一歩は…
最初の一歩(低山歩きの最初の山)はどこにするか?
それは自分で決めるしかない。
そんな最初の一歩にふさわしい山も紹介していけたら楽しいなあ。
そんなのことを思いながら、長谷山は最初の一歩の山ではないなあと感じている僕である。