活動日記

蕗岳(つわたけ)と白岳(しらたけ)

九州自然歩道観海(かんかい)アルプスコースと呼ばれる山稜の一部に蕗岳と白岳がある。(もうひとつ中岳というのもあったが)ここでは蕗岳と白岳を紹介します。天草に行った時には是非とも歩いてほしい山々です。

前日テント泊予定で申し込んでいた白嶽森林キャンプ場の駐車場にいき、水道管破裂のため昨晩は諏訪キャンプ場に泊まった経緯を管理人の方に話したら、気持ちよく白嶽森林キャンプ場の駐車場に車をとめさせていただけた。僕の登山計画は白嶽森林キャンプ場からだったから、予定通りの計画となった。前日の太郎丸嶽と次郎丸嶽を歩いて、テント泊したあとだし、その日のうちにまた3時間の運転をして帰宅するわけだから、無理な計画は立てなかった。牟田峠から二弁当峠まで約9キロを歩いたら「観海アルプス」をほぼ歩くことになるのだが、今回は無理しないことにした。まずランドマークがある中岳をめざした。長い木段を登りつづけた。太ももに違和感を感じたが、軽くストレッチして歩き続けた。中岳は山頂がよくわからないまま地図で確かめると通り過ぎていた。戻るとき確かめようと話し合って、蕗岳をめざした。

蕗岳(つわたけ)

いい道だった。3人で歩いていることに至福を感じながら歩いた。誰が先頭を歩こうと、誰が最後尾を歩こうと、自由な関係で自分のペースで歩ける。太郎丸嶽や次郎丸嶽とも表情が明らかに違う。八代海という海を見渡せるのは似ているが、昨日は曇天小雨模様だったのが、この日は晴れてくれた。低山歩きとはいえ、やはり天候は気持ちに大きく影響してくる。コンクリートの丸木段や石段がかなりつづくが、ま、それはそれで疲れるんだが、苦にはならない程度の階段つづきである。尾根まで登り切ったらゆるやかな道がつづく。我々は中岳を過ぎた先の分岐点で、鋸岳と蕗岳のどちらに行くかを迷った。(こういうところが今回のテント泊優先の計画による反省点である)蕗岳を選んだ。僕の理由は海が見渡せそうだったからだ。正解だった。蕗岳山頂には三角点もあり、我々三人はいつしか薄っぺらな三角点愛好者になっているので三角点山だとわずかだがテンションがあがるのだ。少し休憩して最後の白岳を目指した。

中岳(なかたけ)

中岳にもふれておく。YAMAP地図によると中岳のランドマークは334mとなっている。それはランドマークを申請した人なりの理由や根拠があるのかもしれないが、すぐそばに351mの高台があり、なぜそこを中岳山頂としなかったのだろうという疑問が残った。地図でもわかるように中岳ランドマークのわずか50m先から100mくらい北側に丸いピークがある。僕だったらその三点のどれかを山頂にして申請しただろうと勝手に思った次第である。

白嶽(しらたけ)

白嶽山頂でお昼にした。八代海を見渡しながら食べたカップ蕎麦が最高に美味しかった。今、「あなたにとってしあわせとは何ですか?」と問われたら「白嶽山頂でカップ蕎麦を食べることです!」と迷わず答える。おっさんとにゃんちゃんがそばにいてくれたこともあってなのか、今までの山頂ランチではベスト3にはいる美味しさと幸福感を味わった。あずまやもあり、三角点もあり、四周の眺望もある。それよりもカップ蕎麦が印象に残った白嶽だった。そのまま道を進めば鹿見岳(しかみだけ)を経て二弁当峠につづいているのだが、僕らは素直に白嶽森林キャンプ場に戻って、駐車場で別れた。

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コックン

2014年12月(当時59歳)に近場の低山歩きを始めた。 これから山歩き(登山)をはじめようと思っている方や福岡県内の里山や無名山に興味関心がある方々向けて情報発信したいと考えている。 福岡県の低山・里山・無名山以外にも駅舎や神社、コミュニティーバスなども好きである。

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