長野緑地西駐車場
小倉南区にある長野緑地西駐車場からスタートした。
トイレも完備されたきれいな駐車場である。
※長野緑地は駐車場が多く迷うが「西」が一番無難のようである。
「笠岩登山口」「剣立山登山口」という道標が駐車場そばにある。
立派な長野城址や笠岩の解説板もある。
笠岩まで
地元の方が手入れされた登山道であるらしい。
かなり手入れされた道で登山道というよりも観光地的な雰囲気が漂う。
しかし渡渉があったり分岐点などもある。
小雨模様の天候であったが、竹林道は見事な美しさを魅せてくれた。
何枚も何枚も写真に撮った。(次は晴れた日の竹林道を歩きたい)
赤いベンチが所々に設置され、「ゆっくり歩きましょうよ」と話しかけてくる。
竹林道が終えたあたりから岩場に道は表情を変え、一気に急登、ロープ場などの道となる。
笠岩あたりで本降りの雨となり、笠岩をゆっくり眺めることはしなかった。
眺望も2か所あるそうだが、雨に煙り何も見えなかった。
堀越城跡
笠岩で本降りになった雨がさらに激しく降り出してきた。
渋々ザックカバーを取り出してザックの中を守った。
雨は危険度が増し心理的には少し緊張度が高くなる。
だが、降り始めの山での雨景(うけい)は素晴らしい!
そのことは三日月山~立花山間の尾根道で何度か体験して知っていた。
ここ堀越城跡までの道でも雨景を体感することができた。
堀越城跡山頂は「城山」というランドマークがある。
ここでも雨が激しくゆっくりする気分にはなれず次の剣立山をめざした。
剣立山
堀越城跡からコル(鞍部)へ下って登り返したらすぐが剣立山だった。
山頂には例の赤いベンチが備えられゆっくりできた。
雨も弱くなり「あとは下るだけ」という気持ちと
この先は滑らないように油断しないでいこうと二つの感情があった。
靴紐を結びなおした。
この下山前に靴紐を結びなおすという行為はさまざまなメリットがある。
- 靴紐がほどけていたりゆるんでいたりをチェックできる。
- 足にわずかでも新しい空気を注入できる。
- 気持ちをリセットし、下山への気持ちを一新することができる。
低山であろうと超低山であろうと、やはり下山前の山頂あたりでは靴紐点検は大事だと思った。
金之神参道まで
「福岡県の名低山ルートガイド」には「120mを急降下する」と書かれていたので、
一度や二度は滑って尻もちをつくことは覚悟して下山をはじめた。
ショートカット道も明確にあってロープが設置されていたが本道をゆっくり歩いた。
下りきったところに金之神さまがあり感謝のお参りをした。
このあたりはさらに山道の手入れがなされ腐葉土のふかふか道だった。
金之神参道に出ると緊張感から解放された。
やがて往路の貴船神社そばに合流する。
東自動車高速道路の高架下をくぐると長野緑地西駐車場が見えた。