水巻三山
はじめて水巻三山を歩いたのが2017年9月、3年半ぶりに水巻三山を歩こうとYAMAP地図を開いたら、山マーク(ランドマーク)が4つに増えていた。
水巻四山になった水巻の町の遊歩道的縦走ルートを歩いてみた。
中高年、低山歩き初心者にはオススメの縦走コースである。
多賀山(たがやま)
整備され公園の役割もしている多賀山は、かつては多賀神社があった跡地が山頂であるらしい。
麓には図書館歴史資料館があり、駐車場やトイレもあり、多賀山を単独で歩くのも十分に楽しめる。
階段や道案内が整備されていて安全に歩ける。
多賀山から豊前坊山に向かうには一度車道に出て、しばらく住宅街を歩いていくのだが、この道もなかなか味わい深い。
古城山報恩寺までくると徐々に登りがはじまる。
その先にある久我神社の奥に豊前坊山へのとりつきがある。
豊前坊山(ぶぜんぼうやま)
これまで豊前坊山と名のついた山をいくつも歩いてきたが、最初に歩いた豊前坊山がこのお山だった。
※豊前坊とは英彦山豊前坊高住神社のことらしい。
急坂の岩場の階段を登る。
山頂はかつての古賀城址らしく眺めよく、遠賀川を真下に見下ろすことになる。
豊前坊山の東側麓には種田山頭火の句碑があり、この句碑前で立ち止まり鑑賞することをオススメする。
「何を求める風の中ゆく 山頭火」
明神ヶ辻山(みょうじんがつじゃま)
三座目は明神ヶ辻山をめざす。
やはり一度車道を少し歩き、水巻町総合運動公園の弓道場の横がとりつきとなる。
※今回、僕はこの総合運動公園の駐車場に車をとめさせてもらい歩いた次第。
明神ヶ辻山も「明神ヶ辻公園」と呼ばれ、整備された安全な山である。
山頂には黄色い展望台があり、ウォーキングを楽しむ方たちが多い山である。
朳山(えぶりやま)
難読山名になるような朳山。
※「朳」とは農具の一種であるそうな。
この難読山名に魅力を感じ、歩きたくなる傾向が僕にはあるようで、やはり女性の名前から勝手にイメージする姿があるように、難読山名からも妄想がふくらむのである。
行ってみた。
明神ヶ辻山に行く途中、もしくは下山途中に寄り道的な山なのだが、水巻四山のなかでは一番難易度は高い。(笑)
整備されていないから、やや藪漕ぎを味わえる。
それでも僕的には立ち寄りたくなる一座となった。