5月、6月に白い小花を枝上に咲かせる。早春、芽吹く頃、地中から大量の水を吸い上げ、枝を切ると水がたくさん出るので水木という。花は葉に上に咲くので下からは見えにくい。アメリカから輸入された「ハナミズキ」とは別種である。
俳句「水木の花」
釈迦の径 水木の花に 問う心
古希間近 水木の花に 歩み止め
友がいて 水木の花の 下をゆく
その名前 知らずに生きるも 花水木
六月の 釈迦を彩る 白水木
半世紀 恋を忘れた 花みずき
枝平ら 白き水木を 見る我ら
葉のうえに 雪をのせた 水木花
句を詠んで 水木の花に 歩み寄る