「肥前風土記」には「郡の西の方に温泉の出る巌(いわや)あり・・・」と記されたというのが通説のようだ。
これは1300年前のこと。
それよりも400年ほど前にさかのぼると、そこには武雄温泉と神功皇后との関係が出てくる。
神功皇后が新羅より凱旋の時、肥前にて病気になる。
と、神からのお告げ(神託)が下る。
「三日路の処に温泉あり入浴すべし」と。
直ちに武内宿禰を従え入浴したら病気が治ったそうだ。
このことを武雄温泉の始まりと考える。
もうここまできたら。、こうなったら、こじつけであろうとなかろうと
「肥前風土記」や徐福伝説よりも神功皇后伝承地としたほうがおもしろいからだ。
徐福と武雄温泉
徐福と武雄温泉についても少しふれておく。
秦の始皇帝から不老不死の薬を探すように言われて日本に来た徐福(じょふく)。
実は神功皇后よりもさらに歴史はさかのぼり2200年前のこととなる。
徐福伝説もさぐればなかなかおもしろそうなことばかりがある。
佐賀県、鹿児島県、宮崎県、三重県、和歌山県、山梨県、京都府、愛知県などに伝説があるらしい。
佐賀県では二つの温泉を発見し開いたと言われている。
それが武雄温泉と古湯温泉であるらしい。
また不老不死の薬草(フロフキ)をさがしたのが▲金立山だという伝説がある。
ま、中国には徐福=神武天皇だという説もあるらしい。
金立でのお辰さんと徐福のラブストーリーも歌になりそうなテーマである。