霜月下旬。この時期になると僕の頭を悩ませるのが紅葉(もみじ)と楓(かえで)である。漢字が違うだけで、同じでいいじゃないかが長年の僕の気持ちだった。数年前にもこの違いについて調べて、わかった気持ちになっていたが、やはりもう忘れている。
紅葉(こうよう)と紅葉(もみじ)が同じ漢字表記であることも僕を時々イラつかせる。紅葉(こうよう)と黄葉(こうよう)が同音異義語であることも僕の感覚には合わない。よって僕は、紅葉も黄葉ももみじもかえでも嫌いである!と言いたいのだが、この紅葉の季節は嫌いではないのだ。虫がへり蛇が冬眠にはいり山歩きが楽しくなる季節だからだ。
とにかくもみじとかえでの違いをはっきりさせて人生の晩年を過ごそうと思う。ふたつの違いというかポイントを箇条書きする。全部を理解できなくても一部をおぼえていたらそれでいいということにしよう。
●もみじ(紅葉)とは、かえで(楓)の葉の別名、もしくは一種である。
●楓の葉が紅葉(こうよう)することにより紅葉(もみじ)になる!(これがわかりやすい!)
●葉の切れ込みが深いのがモミジで、浅いのがカエデ。(こんな説明があるから混乱する)
●イロハモミジとは紅葉(もみじ)のこと。呼び方が違うだけ。山もみじ、オオモミジなど変種だと思えばいい。
●結論。もみじとかえでは同じもの。区別するのは日本人だけ!(英語ではモミジもカエデもmapleと呼ぶ!)