楽譜置きがあった山頂
どこの山だったか思い出せない。(関の山じゃなかったかな?誰か憶えていませんか?)
山頂近くに木製の楽譜置きがあったんだ。
「ああ、ここで楽器の練習をされてるんだろうなあ」と思ってしばらくながめていた。
(活動記録をいろいろ見るが思い出せないし写真もない)
そこでひらめいたのが!「僕も山に楽器をもって行こう!」だった。
山で飯を食べることやコーヒーを飲むことが流行っていることは知っていたが。
まさか山頂で楽器演奏をするという発想は僕にはなかった。
楽器選び
低山といえど山歩きである。
ザックに収納できる、あまり荷物にならないものを考えた。
ギターが理想であるがギターは荷物になる。
(学生時代秋吉台にギターをもっていった経験はある)
ブルースハープ、オカリナ、リコーダー
これらの楽器なら荷物にならないと考え早速実行した。
大坂山(飯岳山)デビュー
2016年3月、山頂での楽器演奏をスタートさせた。
オカリナの淡い音色が山頂には合うような気がしたがあまり得意ではなかった。
ブルースハープは高校時代から吹いているので自由にふけるんだがなんか山頂では荒々しい感じになってしまう。
リコーダーの演奏歴は長いし、この楽器がいちばん山頂演奏に合うと今は感じている。
香春町の大坂山(飯岳山)を初めて歩いた時だった。
二人の男性が談笑しながらお昼ご飯を食べておられた。
少し離れたところにもベンチがあったので、そこに座って僕も?を食べようと思った。
「笛を吹いてもいいですか?」
「ああ、どうぞどうぞ」
二人の男性に断ってからリコーダーを演奏した。
もちろんアドリブである。
演奏しおわったら「まさか、山の上ですばらしい演奏ば聞けるとは思わんかったです」と男性に言われた。
「ほんと、ほんと、今日はなんかもうけた気分ですばい」ともう一人の男性。
二人から絶賛のお言葉をいただいた。
即興曲「薬師の頭のテーマ」
僕はすぐ調子にのる、いわゆる「お調子者」らしい。
次の▲薬師の頭では完全にリコーダー演奏にはまってしまっていた。
このあともピークで休憩したら、リコーダーを取り出して吹いている。
山頂気分でマイナー曲調になるかメジャーなメロディーになるかその時の気分次第である。
これが実に官能的なひとり時間となっていった。
古処山山頂で
即興曲「屏山」や「古処山」という名曲を演奏したときには、一緒に歩いていたNちゃんとMちゃんが「やめてよ~」と言いながら距離をとって「この人と私たちは関係ありません」的な行動をとったことを記憶している。
大坂山のあの男性二人とは全く違う反応だった(笑)
二人にはオカリナを聞かせたいと思いながら、いまだ実現できないでいる。
いつかもう一度聞かせてやるつもりでいる。
?青森市内の楽器屋?レコード店?で買ったオカリナ。
いまだにうまく演奏できないままだである。